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DA SHOW/CDNLive! Japan 2010

7月22日(木) 10:00-12:00
 
ご挨拶 / アドバイザ委員ご紹介
日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
社長 川島 良一
アドバイザ委員長ご挨拶
パナソニック株式会社 セミコンダクター社 
システムLSI事業本部 商品開発センター 設計第三開発グループ 
隅谷 三喜夫 氏
基調講演
EDA360: Profitability(収益性)向上に向けたケイデンスの新しいマーケティング・ビジョン
 同時通訳
米国ケイデンス・デザイン・システムズ社
Lip-Bu Tan, 社長兼CEO  
John Bruggeman, Senior Vice President, Chief Marketing Officer
ケイデンスは、先日「EDA360」と呼ぶ新しいマーケティング・ビジョンを発表しました。 このビジョンは、エレクトロニクス業界に対するEDAの役割について再定義を行い、従来目指してきた「効率化(productivity)」向上に加え、「収益性(profitability)」向上に向けた新たなアプローチについて提唱を行ったものです。EDA360のビジョンを具現化するために、System Realization、SoC Realization、Silicon Realizationという3つのレベルでの新たなアプローチを提唱しており、System Realizationとして、Wind River社との協業や次世代HWエミュレータPalladium XPのリリース、さらにSoC RealizationとしてOpen Integration Platformと呼ばれる新しいIP統合環境及びIPベンダーDenali社の統合、などケイデンスとしての具体的な取り組みに関して発表しております。EDA360のビジョンを達成するには、EDAベンダー、組み込みSWベンダー、IPベンダー、ファウンダリ、そしてお客様を交えた協業の拡大が必要となります。
本基調講演では、今回日本で初めてEDA360に関してご紹介させていただくと共に、ecosystem構築に向けてのケイデンスの取り組みについてもご説明いたします。
招待講演
ニッポンの電機産業、復活への提言
日経BP社 電子・機械局長 日経エレクトロニクス発行人
浅見 直樹 氏
iPadやGoogle TVを引っさげて、日本のお家芸だったデジタル家電市場に進出を図る米国企業。自動車・電機産業において日本企業を猛追する中国企業。このはざまにおかれた日本のエレクトロニクス企業に果たして未来はあるのだろうか。グローバルな競争が一段と激しくなる中、コスト競走では生き残れない。日本企業には、新しい時代の価値観にマッチしたイノベーションを創出することが求められる。継続的な成長を遂げるためのキーワードは「地球と人にやさしい技術」である。期待される事業領域は二つある。一つは、再生可能エネルギーを有効活用するための「スマート・エネルギー」。世界に先駆けて自動車の電子化・電動化が進む日本には、技術面での優位性がある。EV/HEVの先進性をテコに、世界のエネルギー・システムのあり方を提唱できるはずだ。もう一つの新事業領域は「デジタル・ヘルス」。日本人ほど、健康に配慮する国民は世界的にも稀といえる。新たな半導体技術を医療・ヘルス分野に生かすことで、世界のライフスタイルを変えたいところだ。テクノロジー面でも、感度の高い消費者が生活しているという点でも、日本には一日の長がある。イノベーションを続ける限り、日本の電機産業は決して衰退しない、いや再び興隆できるはずだ。
浅見 直樹氏 略歴
浅見 直樹氏
1985年 東京大学工学部卒業
1987年 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
日経BP社(当時の社名は日経マグロウヒル社に入社)
日経エレクトロニクス編集部において、コンピュータ/半導体/知的財産権分野などを中心に取材
1994年 シリコンバレー支局に赴任
1998年 日経エレクトロニクス副編集長
2001年 日経エレクトロニクス編集長
2005年 ITpro発行人、日経コンピュータ発行人
2008年 電子・機械局長
(日経エレクトロニクス発行人、日経Automotive Technology発行人、Tech-On!発行人)
 
 
7月23日(金) 9:30-10:50
 
基調講演
EDA360/Silicon Realization: 次世代のミックスシグナル設計を具現化するEnd-to-Endソリューション
 同時通訳
米国ケイデンス・デザイン・システムズ社
Sandy Mehndiratta
Solution Product Management Group Director
今日のミックスシグナルSoC開発の収益性(profitability)を向上するために、半導体ベンダーは動作スピード、消費電力、歩留まりに関するより高いレベルのスペックを満たさなければなりません。また、多様化するマーケットの需要に応えるためには、従来よりも増して厳しいスケジュールで開発・出荷する必要もあります。ケイデンスは、アナログ設計者、デジタル設計者がcross-domainにデータやスペック・制約の相互互換性を保ちつつ共有し、設計、検証、インプリメンテーション全般にわたり効率化を向上させるためのメソドロジを提供し、半導体ベンダーが厳しいスペックとスケジュールを満たすことができるよう効率性(productivity)と収益性(profitability)の向上に貢献します。
 
技術講演
飛躍するミックス・シグナル・ビジネス:その宿命と技術戦略
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
アナログシグナルチェーン テクノロジーオフィス
TIフェロー 工学博士 
濱﨑 利彦 氏

1. 今後のエレクトロニクスは、より生活と社会に密着したAnalog/Mixed Signal と 組み込みの価値が高まる。
  Real world のMechanism/Needsを洞察し、そこから出発してAmp, ADC/DAC、MCU/組み込みと鋭く遡るような逆方向の思考が求められる。
2. 新興国の発展により、半導体ビジネスはより規模で利益を上げるモデルが加速され、新規製品設計の生産性が鍵となる。
  従来再利用が進み難かったAnalog部のデジタル化と設計生産性の向上は必須である。
3. Analog/Mixed Signalで先行し続けるという事。
  デジタル化が進み再利用化が高まることは、常に設計リソースの低価格化(移転)とコピーの危険性をはらんでいる。
  しかし、これを避けることができないのであれば、むしろ躊躇無く進む道である。
4. 将来技術をガラパゴス化させない為に
  半導体設計者は日本及び先進国のReal Worldに何を見て、新興国の社会と市場に何を見るのか。

濱﨑 利彦氏 略歴
濱﨑 利彦氏
1984年   東芝 超LSI研究所 入社
通産省大プロ「三次元LSI技術」、続いて高速バイポーラSPICEモデルの研究に従事
1991年   日本バー・ブラウン 入社
Audio/Imaging事業部にて高性能ADC/DACの設計開発に従事、1996年より開発本部長
2001年   合併に伴い、日本テキサス・インスツルメンツ入社
2002-2007年   同、DCESカンパニー、アナログテクノロジセンター長など歴任
     2004年にTIフェローに選出
2008年より現職、超低消費電力センサーネットワーク技術の研究に従事