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ルネサス テクノロジ、45ナノメーター設計向けにケイデンスの統計的タイミング解析を採用

Cadence Encounter Timing Systemが設計のばらつきの課題に対応

電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、社長兼CEO:Michael J. Fister(マイケル・J・フィスター)、日本法人 本社:神奈川県横浜市、社長:川島良一、以下ケイデンス)は、9月25日(米国現地時間)、半導体システム・ソリューションで世界をリードする株式会社ルネサス テクノロジ(以下ルネサス)が、次世代の設計フローの一部として、ケイデンスのEncounter(R) digital IC design platformが提供するstatistical static timing analysis (SSTA)テクノロジを採用したことを発表しました。ケイデンスのEncounter Timing System 及びSoC Encounter(R) RTL-to-GDSII Systemの主要部分であるこの先端的な統計的タイミング解析および最適化テクノロジを使用することにより、ルネサスは、先端的な45ナノメーター・デジタル設計におけるプロセスのばらつきを正確に把握できるようになります。このテクノロジの利点には、シリコン不良リスクの削減、設計の確実性および収束の改善、QoS(Quality of Silicon:チップ面積の効率、動作速度、消費電力など、設計の品質改善を詳細配線レベルで計測する尺度)の向上、設計期間の大幅な短縮、そしてサインオフ・フローの簡素化などが挙げられます。

製造工程におけるばらつきは、デバイスやインターコネクトに構造的な変化を与え、電気的動作の不具合を引き起こします。65ナノメーターおよびそれ以下では、プロセスのコントロールは困難で、その結果、従来のサインオフ基準をパスした設計でも、プロセスのばらつきにより、シリコン不良となる場合があります。ケイデンスのSSTAテクノロジは、これらの深刻なシリコン不良を回避します。従来のタイミング解析では、必要以上に厳しい動作周波数を設定したり、複数の解析コーナーを導入して、異なるプロセスや環境上のばらつきの組み合わせをモデル化することにより、ばらつきの問題に対応してきました。Encounter Timing System GXLは、一度の実行でプロセス・パラメータのばらつきを把握できる強力かつ高精度なSSTAテクノロジで、従来のコーナー・ベースの手法を補完します。

Encounter platformの高速かつ高精度なSSTAおよびコンカレントな最適化テクノロジは、プロセスのばらつきが遅延やリーク電流に与える影響も正確に把握します。
これにより、設計者は、従来のコーナー・ベースの手法による制限を受けずに、スピード、チップ・サイズ、そして消費電力について本来の設計のゴールを達成することができます。SSTAテクノロジは、65ナノメーター以下では破綻をきたしてしまう従来の設計メソドロジに起因する悲観的な制約を大幅に削減し、チップ間、チップ内、そしてランダムなばらつきが遅延に与える影響を全体的にモデリングすることができます。 その結果、解析コーナー数が減り、チップの性能が向上してより高品質なシリコンが実現します。
SSTAは、Encounter Timing System GXL 及びSoC Encounter GXL 製品の一部として提供されます。

ルネサス・コメント:
三輪 久晴 氏 (製品技術本部設計技術統括部 統括部長):
「先端的なテクノロジ・ノードでは、統計的タイミング解析は、性能を最大化しながら過剰な設計を排除し、性能、歩留まり、そして価格のトレード・オフを実現するために必要です。我々は9か月に亘り、包括的な評価基準を使用して、市場で提供されているあらゆるSSTAソリューションを精力的に評価してきました。ケイデンスのEncounter SSTAテクノロジは、スピード、精度、そしてタイミングの最適化機能という、最強の組み合わせを備えており、最高点を獲得しました。また、Encounter SSTAソリューションは、Encounter インプリメンテーション・フローとスムーズな連携が可能であり、チップ間、チップ内、そしてセル間のばらつきを正確に把握できるため、迅速なタイミングの収束とサインオフの実現に貢献してくれるでしょう。」

ケイデンス・コメント:
David Desharnais(米国ケイデンス、Product Marketing Group Director, Encounter):
「SSTAテクノロジにより、ルネサスの設計者は、次世代のフローにおいて、より微細なプロセス・テクノロジの真の潜在能力を引き出すことが出来ます。より微細なテクノロジ、とりわけ65ナノメーター以下のテクノロジへの移行は、リスクが高いものです。 Encounter Timing System GXLが提供するSSTAテクノロジ により、設計者は設計の性能を最低限の消費電力にて最大化できるため、お客様が直面する多くの課題が解決します。」