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OKI、ケイデンスのツール環境でOpen Verification Methodology を適用し、製品開発を加速

OVMにより検証IP統合作業を改善、テスト・ベンチの記述量を30%削減


電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、社長兼CEO:Michael J. Fister(マイケル・J・フィスター)、日本法人 本社:神奈川県横浜市、社長:川島良一、以下、ケイデンス)は、7月29日(米国現地時間)、沖電気工業株式会社(以下、OKI)のシステムメモリ部門が、コンシューマ向けのポータブル機器、およびコンピュータ周辺機器用メモリ・コントローラの検証プロセスを改善し、開発スピードを加速するためにOpen Verification Methodology(OVM)を採用したと発表しました。 この新しいメソドロジにより、OKIは、検証環境開発を効率化し、ポータブル機器用ホスト・プロトコル、SPI、およびメモリ・インターフェース向けに、プラグ・アンド・プレイで利用できるUVC (Universal Verification Components) を、従来手法と比較して30%少ないコード数で開発することができました。
OVMの検証環境では、OKIが従来からもつメソドロジの要素を生かすことができ、さらに検証時間と検証コストを削減できました。また、OKIの検証チームは、開発過程の早い段階でバグを検出するため、ケイデンスのIncisive(R) Enterprise Simulator に含まれる、オブジェクト指向のデバッグ機能であるSimVisionも活用しました。
OVMに含まれる、SystemVerilogで記述された実証済みのクラス・ライブラリは容易に使用でき、検証チームは、プロジェクトの初期段階から検証作業を開始することができました。 
その結果、これまでのOKIの手法と比較して、開発期間を短縮し、またより予測可能なものとしました。


Open Verification Methodologyについて
IEEE Std.1800(TM)-2005 SystemVerilog標準に基づいたOVMは、業界初のオープンで、ツール互換性のあるSystemVerilogベースの検証メソドロジです。
OVM は、モジュール化され、再利用可能な検証環境を構築するためのメソドロジとライブラリを提供します。 
そして、構築された検証環境において、標準のトランザクション・レベルのモデリング・インターフェースを通じて、コンポーネント間の通信が可能となります。
さらにOVMは、高度なテスト・シナリオや、ブロックからシステムへの再利用を可能にする共通メソドロジとクラス・ライブラリ、および開発フローにおいて一般的に使用されているその他の言語との完全な統合により、社内間や社外間での再利用を容易にします。
OVMのダウンロードは、以下のウェブサイトから可能です。
www.ovmworld.org


OKIコメント:
福山 弘幸 氏(沖電気工業株式会社、シリコンソリューションカンパニー、
システムメモリビジネス本部 P2ROM設計部 チームマネージャ):
「我々は、Incisive Enterprise Simulator が、OVMとSystemVerilog を強力にサポートしていることを、実設計で確認しました。我々は、容易にOVMを導入し、検証IPを開発できました。また、日本ケイデンスのアプリケーション・エンジニアから専門的な支援を得ることができたため、その習得期間を短縮することができました。今後はOVMの使用をOKIの他のプロジェクトにも拡大し、OKIの高品質な製品を検証するための期間とコストを削減できると考えています。」


ケイデンス・コメント:
Ziv Binyamini(米国ケイデンス、Corporate Vice President):
「我々のお客様は、オープンでシステム・レベルに対応し、あらゆるプロジェクト・チームが使用できる検証メソドロジを必要としています。OVMは、再利用可能な検証IPを開発するための独特なアーキテクチャを備えており、OKIのような業界をリードする企業の検証の収束に対する要求を応えることができます。」