Home > Press Releases > 2010/7/22

  • Contact
  • Print

ケイデンスとARM 、ARM向けに最適化された「System Realization」ソリューションの構築で協業

両社共同の取組により、ARMプロセッサ・ベースのデバイス開発を簡素化

電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下ケイデンス)は、7月21日(米国現地時間)、ARMプロセッサ向けに最適化された「System Realization (システムの実現)」ソリューションを開発するために、ARM Ltd.(本社:英国ケンブリッジ市、以下ARM)との既存の協業範囲を拡大したと発表しました。この協業の成果となるSystem Realizationソリューションは、組込みLinuxからGDSIIまでを網羅した互換ツール一式、ARM(R)プロセッサ、フィジカルIP、サービスおよびメソドロジを含む包括的なフローを提供します。このソリューションの採用を加速するため、ケイデンスは、チュートリアルと2つのメソドロジ・リファレンス・ブックを含む習得用教材を準備し、サービス、メソドロジ、およびトレーニングを提供するサード・パーティのプロバイダとのエコシステムを拡張します。

このソリューションを提供するため、ケイデンスは以下の内容を実施します。

 ケイデンスの最新のIP製品群において、ARMプロセッサ・ベースのデバイス向けに最適化された組込みソフトウェアをサポート
 ARM DS-5 、RealView(R) Development Suite、 Fast Models、VSTREAM トランザクタなどのARM開発ツールおよびARM IPと、ケイデンスの仮想プロトタイピング技術との統合強化
 各AMBA設計IPとケイデンスの検証IPとの組み合わせ、インターコネクト・ファブリック、設計・検証およびインプリメンテーション設計向けのリファレンス・メソドロジに関するARMとの既存の協業関係の拡張






ARMとの協業に加え、ケイデンスは、サービス、メソドロジ、およびトレーニングを提供するプロバイダとの新しい協業を通じてSystem Realization に関するエコシステムを拡張し、お客様によるシステム・レベルのソリューション開発の加速を支援します。これらの新しい協業先には、中部東芝エンジニアリング株式会社、CMエンジニアリング株式会社、 株式会社エッチ・ディー・ラボ、日本システムウエア株式会社、東芝情報システム株式会社、Australian Semiconductor Technology Company (ASTC)、CircuitSutra、が含まれます。新しい協業先の詳しいリストについては、以下をご参照ください。
http://www.cadence.com/alliances/system_realization

さらにケイデンスは、お客様がSystem Realizationソリューションを効果的かつコスト効率よく採用できるように、業界初のtransaction-level modeling (TLM) 設計・検証メソドロジを開発し、新しく出版した「TLM-driven Design and Verification Methodology 」という書籍の中でこのメソドロジを業界に公表しています。また、ケイデンスは、最近標準化されたUniversal Verification Methodology (UVM)をベースにしたSoCの統合と検証を加速するために、「A Practical Guide to Adopting the Universal Verification Methodology (UVM)」という書籍も出版しました。この2つの書籍は、System Realizationのソリューションを迅速に採用するための実用的なベスト・プラクティスの例を提供しています。


関係者コメント:
Mike Muller氏(ARM、Chief Technology Officer):
「ソフトウェアの複雑化が、ますますシステム・コストの上昇をもたらすにつれ、業界をリードする企業は、実証済みでコスト効率のよい包括的な設計ソリューションを提供するために互いに手を組む必要があります。もはやアプリケーション・ソフトウェアからシリコンまでを網羅した包括的な手法でしか、我々の設計コミュニティが直面する課題を解決することができません。ケイデンスとの協業は、ハードウェアとソフトウェアを統合したシステム開発のコストの急激な上昇に対応するのみならず、次世代のコンシューマ製品の市場への投入期間を加速させるものです。」

Narendra Kondan 氏 (nVIDIA社、Director, Hardware Engineering)
「我々の事業がモバイル分野へと拡大する中、ARMプロセッサ・ベースの設計は我々の開発の大部分を占めるようになっています。ケイデンスとARMの協業は、アプリケーション・ドリブンなフローに対応することによって、業界に適切なアプローチを提供します。この統合されたフローは、我々の成功のために不可欠な要素の一つであるシステム検証プロセスを改善します。」


ケイデンス・コメント:
John Bruggeman(米国ケイデンス、Chief Marketing Officer):
「ケイデンスは、パートナー企業との協業を通じてSystem Realizationソリューションの構築を継続し、新しいメソドロジを提供していきます。ケイデンスとARMのソリューションは、業界をリードするIPを組み合わせることにより、コンシューマ機器向けのデバイスが市場において成功する際の妨げとなっているコストと開発における障壁を取り除きます。ARM IPは、現在および将来のコンシューマ機器向けデバイスの主流であり、今回ケイデンスとARMが共同で開発するソリューションは、新しく強力な技術革新を実現します。」


ケイデンス概要
ケイデンスは、電気・電子設計におけるグローバルな革新を可能にし、今日のICおよびエレクトロニクス製品を生み出すために重要な役割を果たしています。ケイデンスのソフトウェア、ハードウェア、メソドロジおよびサービスは、先端の半導体、コンシューマ向け電子機器、通信ネットワーク機器、およびコンピュータ・システムなどの設計・検証に使用されています。ケイデンスは、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中に事業所、デザイン・センター、研究施設などを展開してグローバルにエレクトロニクス産業を支援しています。

CadenceおよびCadenceロゴはCadence Design Systems, Inc.の登録商標です。
その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。


ARM社概要
ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、32 ビット組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウェア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速コネクティビティ製品、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくはARMのWebサイトをご覧ください。

※ARMはARM社の登録商標です。CortexとMaliはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan Limited、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc.、ARM Germany GmbH、ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.、ARM Norway, ASおよびARM Sweden ABの全部または一部を意味します。