Home > 「TLM-driven Design and Verification Methodology」 日本語版できました!
開発工程を上流にシフトし、大規模化複雑化するLSI開発の効率を向上する。「言うは易し行うは難し」という言葉を体現する事例の典型例です。考え方の抽象度の変更はパラダイムシフトを伴うことから、開発工程の上流シフトは一筋縄でいかないことは容易に想像できますが、実際の開発の上流シフトを難しくしていた原因の一つとして、開発のための方法論の欠如も重要なポイントです。LSIの開発は設計と検証の両輪からなります。上流工程について、設計・検証それぞれ、別々の方法論は提案されていたかもしれませんが、それらを合わせた「開発のため」の方法論が欠如していたのではないでしょうか?設計と検証は開発の両輪という立場から、ケイデンスでは上流の開発を支援するための“TLM-Driven Design and Verification Methodology” を提案し、それを書籍(ISBN 978-0-557-53906-2)として提供しています。ただ、英語の書籍であるため、必ずしも日本のお客様にとって取っ付きやすいものではありませんでした。そこで、今回、会津大学の齋藤先生に監訳いただき、この書籍の日本語版を作成いたしました。
この書籍は、実際の開発現場で上流工程に携わるエンジニアの方のみならず、会津大学および米国コロンビア大学で専門課程のテキストとして、将来のLSI開発エンジニアの方たちにも活用いただける、実践的なガイドブックとなっています。
日本ケイデンスでは、若干の部数をご用意しております。開発効率を向上したい、開発工程を上流へシフトしたいと考えておられる方は、ぜひ弊社の担当営業までお声をおかけ下さい。
会津大学 コンピュータ理工学部 齋藤 寛 准教授のコメント:
「本書では、いかに所望のシステムを短期間で効率よく設計・検証できるかという問題に応えるべく、TLMによる設計法及び検証法を解説しています。内容的には理解が難しい理論的なことよりはむしろ、実際の設計で役に立つより実践的なことに焦点をあてています。例題を用いたツールの使い方に関しても多くの文面を割いているので、こうした書を片手に実践的に学習することによって、TLMによる設計及び検証がより身近に感じられると思います。本学では、将来上流工程に携わることができるような学生を輩出することを目標に、大学院の授業で本書を用いTLMによる設計法及び検証法を講義しています。学生は簡単なTLMモデルを例題に、C-to-Silicon コンパイラを通じてTLMによる設計を学びます。今後はより実践的な例題をとりあげていく予定です。」
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