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ケイデンス、実製品への適用実績を持つ業界初の並列機能シミュレーターXcelium Parallel Simulatorを発表

要旨:

  • 業界をリードするケイデンスのVerification Suiteを支える新たなソリューションとして、マルチコアのパラレル・コンピューティング技術を備える第三世代のシミュレーション環境を提供
  • 従来製品に比べ、シングルコアでの実行性能も平均で2倍向上
  • 汎用のサーバー上でマルチコアでのシミュレーションを実行した場合、RTL設計において平均で3倍、ゲートレベルのシミュレーションにおいて平均で5倍、DFTシミュレーションでは平均で10倍の高速化を実現

ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、2月27日(米国現地時間) 、業界初の実製品適用可能な第三世代シミュレーターXcelium™ Parallel Simulatorを発表しました。Xcelium™ Parallel Simulatorは、革新的なマルチコアのパラレル・コンピューティング技術をベースに開発され、システムオンチップ(SoC)をより早く市場に投入することが可能になります。従来の製品と比較して、シングルコアでは平均で2倍、マルチコアでは5倍以上の性能向上が実現可能です。ケイデンスXcelium simulatorは、実製品への適用実績を持ち、モバイル、グラフィックス、サーバー、コンシューマー、Internet of Things (IoT)、オートモーティブなど各分野のプロジェクトにおいて、先行ユーザに導入されています。

Xcelium simulatorの詳細な情報は、www.cadence.com/go/Xceliumをご覧ください。

システム開発の加速に向けたXcelium simulatorの利点は以下の通りです:

  • マルチコアシミュレーションの処理を高速化し、プロジェクトのスケジュールを短縮: 第三世代のシミュレーション環境を提供するXcelium simulatorは、Rocketick社から取得した並列シミュレーション技術をベースに開発され、正式にリリースされ実製品で実証されている唯一の並列処理シミュレーターです。実行時間がRTL設計では平均で3倍、ゲートレベルでは平均で5倍、DFTの並列シミュレーションでは平均10倍高速化され、プロジェクトのスケジュールを数週間から数か月短縮できる可能性があります。
  • 幅広い適用性: Xcelium simulatorは、最新の設計スタイルおよびIEEEを標準サポートしているため、設計者はデザインやテストベンチの変更をしなくても、性能を向上することが可能です。
  • 使いやすさ: Xcelium simulatorのコンパイルフローおよびエラボレーションフローにより、デザインおよび検証テストベンチを最適なエンジンに割り当て、高速化に最適なコアの数を自動的に選択します。
  • 生産性を向上する特許出願中のテクノロジーを搭載:高速な検証クロージャーのためのSystemVerilogテストベンチのカバレージ計測やマルチコア実行部分の並列ビルドを含む、SoC検証時間全体を高速化するための新機能

ARM社コメント:
Hobson Bullman氏 (general manager for Technology Services at ARM)

「お客様からの要求に応える高品質な製品を提供するARMと私たちのパートナーには非常に迅速にかつ厳密に検証を行うことが求められます。ケイデンスのXcelium Parallel Simulatorにより、ARMベースのSoC設計において、ゲートレベルのシミュレーションが4倍、RTLシミュレーションが5倍高速になることが確認できました。これらの結果を受け、我々は、Xceliumが最も複雑なSoCに対してもより高速で信頼性の高い設計を目指している我々の開発力を向上させてくれることを期待しています。」

STマイクロ エレクトロニクス社コメント:
Francois Oswald氏(CPU team manager)

「高速でスケーラブルな並列シミュレーション技術は、スマートドライビング、IoTなどの市場に向けた28nm FD-SOIプロセスで開発される複雑なSoCやASICを非常に厳しいスケジュールで開発するために不可欠です。ケイデンスのXcelium Parallel SimulatorによってシリアルモードのDFT検証時間を8倍高速化できました。その結果を受けてデジタル及びミックスシグナルSoCの検証チームで使用する標準検証ソリューションとしてXcelium Parallel Simulatorを選択しました。

ケイデンス・コメント:
Anirudh Devgan (senior vice president and general manager of the Digital and Signoff Group and the System and Verification Group):

「高品質な新製品を市場に投入する際に、コストとスケジュールの観点から検証が最も重要な課題になることがよくあります。新製品Xcelium simulatorを、JasperGold® Apps、Palladium® Z1 Enterpriseエミュレーションプラットフォーム、Protium™ S1 FPGAベース・プロトタイピングプラットフォームと組み合わせることにより、市場で最も強力な検証ソリューションをお客様に提供できるので、設計者は革新のスピードを加速することが可能になります。」

新しいXcelium simulatorは、ケイデンスの検証製品をさらに革新し、System Design Enablement (SDE) 戦略をサポートします。システム企業および半導体企業は、他社を差別化できる完成度の高い最終製品をさらに効率よく作成することが可能になります。ケイデンスのVerification Suiteは、クラス最高レベルのコアエンジン、検証ファブリックおよびソリューションによって構成されており、設計の品質とスループットを向上し、多岐にわたるアプリケーションや関連分野における検証の要求を満たします。

関連ニュースとして、ケイデンスは本日、もう1つのVerification Suiteエンジンとして、プロトタイピングにかかる時間を最大50%短縮するProtium S1 FPGAベース・プロトタイピングプラットフォームの提供も発表しました。Protium platformの詳細な情報については、www.cadence.com/go/Protium_S1をご覧ください。

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