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ケイデンス、大規模分散フィジカルサインオフ・ソリューションPegasus Verification Systemを発表

要旨:

  • 数百のCPUを利用することにより、ファウンドリー認証のルールデッキを使ったフルチップDRCサインオフで100%の精度を達成しながら最大10倍の性能向上を実現
  • 960CPUまでほぼリニアなスケーラビリティを示し、DRCサインオフ検証期間を数日から 数時間に短縮
  • 柔軟に拡張可能なクラウドプラットフォームを提供するフィジカル検証サインオフ・ソリューションにより、積極的な開発期間目標が達成可能に

ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、4月11日(米国現地時間) 、大規模分散クラウドに対応するフィジカル検証サインオフ・ソリューションPegasus™ Verification Systemを発表しました。これにより、設計者は先端ノードで開発されるICをより迅速に市場に投入することが可能となります。この新しいソリューションは、ケイデンスのデジタル設計とサインオフツール群のフルフローの一部となり、数百のCPUを利用することでデザインルールチェック(DRC)の速度を最大10倍向上し、従来世代のケイデンス・ソリューションで数日かかっていたサインオフ検証期間を数時間に短縮します。Pegasus Verification Systemの詳細は、www.cadence.com/go/pegasusをご覧ください。

先行顧客は、ストレージ、高性能コンピューティング、クラウド、サーバー、モバイルアプリケーションなどの大規模デザインにPegasus Verification Systemを既に利用しています。
このソリューションには次の利点があります:

  • 大規模分散アーキテクチャー: このソリューションは、大規模分散アーキテクチャーを採用しており、今までにない速度とキャパシティを実現。これにより、設計者は数百のCPUを 容易に利用することができ、テープアウトまでの時間を加速可能
  • フルチップのフィジカル検証の実行時間を短縮: このソリューションの大規模な並列処理は960CPUまでほぼリニアなスケーラビリティが実証されており、DRCサインオフ実行期間を飛躍的に短縮可能
  • 低コストなツール移行: 既存のファウンドリー認証済みのルールデッキを使用できるので、短期間での習得および100パーセント正確な結果を得ることが可能
  • 柔軟性のあるクラウド対応プラットフォーム: 市場投入に対する厳しいスケジュールに直面しているお客様に対して、拡張性のある柔軟な計算処理環境を備えたネイティブなクラウド・サポートを提供
  • 効率のよいCPUリソースの利用: このソリューションのデータフローアーキテクチャーにより、マシンのコンフィグレーションや物理的な位置に関わらずCPU利用の最適化が可能となり、幅広いハードウェア環境において最大限の柔軟性を発揮することにより、DRCサインオフの高速化を実現
  • ケイデンスのデジタルおよびカスタムデザインフローとのネイティブな互換性: Pegasus Verification Systemは Virtuoso® custom design platformにシームレスに統合。瞬時にDRCサインオフチェックが行われるので、設計者は、correct-by-constructionフローによってレイアウト生産性を向上。Innovus™ Implementation Systemとの統合によりPegasus Verification Systemを実行することでフローの複数の段階において、サインオフDRC、マルチパターン・デコンポジション、歩留まり向上のためのカラーバランス、タイミング収束の繰り返しを減らすためのタイミング考慮のメタルフィル、設計期間を短縮するECO(engineering change order)時のインクリメンタルなDRCとメタルフィル、フルチップDRCなど、さまざまなチェックが可能

  Pegasus Verification Systemの早期のユーザーであるTexas Instruments(TI)社は、新しいソリューションによる大幅な改善を確認しました。Pegasus Verification Systemのネイティブなクラウド処理機能により、TI社の既存のソリューションよりも短い設計期間を実現しました。

Microsemi社コメント
Scott Barrick氏(senior manager, Advanced Engineering Service):
「テクノロジノードの微細化に対して、Microsemiは、テープアウトまでの期間を短縮するためケイデンスのPegasus Verification Systemを採用しました。そのほぼリニアなスケーラビリティにより、フルチップDRCを数百CPU上で実行することが可能となり、従来世代のケイデンス・ソリューションと比較して最大10倍の高速化を実現します。この次世代のソリューションはネイティブなクラウド・サポートを提供し、そのギガスケール処理によって、テープアウトに向けたピーク使用時に数百CPUを追加できる柔軟性を提供してくれるので、我々が望む実行時間で検証処理を完了してくれます。」

ケイデンス・コメント
Anirudh Devgan (Executive vice president and general manager of the Digital & Signoff Group and the System & Verification Group) :
「DRCの処理は先端ノードにおいてますます複雑になっており、現在のDRCソリューションでは、設計スケジュールを確実に満たすために必要な検証期間の要求に対応できません。Pegasus Verification Systemは、その革新的なアーキテクチャーおよびネイティブクラウド対応により拡張性のある柔軟な計算処理環境を提供できるので、お客様は先端ノード設計のフルチップのサインオフDRCを数時間のうちに完了させ、製品の市場への投入期間を加速することが可能になります。」

新しいPegasus Verification Systemは、今後もケイデンスのデジタル設計とサインオフの製品群とともに革新を続けていきます。これらは、合成からインプリメンテーションとサインオフまでの包括的なフルフローを含み、それにより、幅広いアプリケーションと垂直方向のセグメントのターゲットのPPA(Power, Performance, Area)を最短で達成します。
Pegasus Verification Systemが追加されたケイデンスのフルフローは、ケイデンスの幅広いSystem Design Enablement (SDE)戦略を支えるものです。これにより、システムや半導体メーカーは差別化された最終製品をより効率的に完成させることができます。