OrCAD Captureライブラリをダウンロード
DFTやシステム解析連携など、広がるOrCADエコシステム

回路図を描く際、最初に必要になるのがライブラリです。回路に必要な部品がライブラリにない場合は作らなければなりません。部品メーカーのデータシートをダウンロードし、ピンリストを見ながらのライブラリ作成作業に時間をかけていては非効率的です。データシートの情報がそのままライブラリにならないか?と考えたことはないでしょうか。今回はいくつかの解決策をご紹介いたします。

■ライブラリ・ダウンロード・サービス Ultra Librarian

自分でライブラリ作成するのは大変。しかし、無償でのダウンロードも少し不安。そこで、最小投資でライブラリをダウンロードできるサービスUltra Librarianをご紹介いたします。Ultra Librarianは主要なICメーカーと協力して開発されたクラウドベースの部品ライブラリデータベースで、パーツシンボルやPCBフットプリントの検索、プレビュー、ダウンロードが可能です。ライブラリはIPCおよびANSI規格に基づいて構築されています。

  • 世界最大のECAD回路、PCBフットプリント、3Dモデルの部品ライブラリ
    • 10,000,000を超える部品ライブラリ
  • 製造業者自身によって委託された部品
    • TI, Microchip, Analog Devices, Maxim, Renesas, LT, ST Micro, Freescale, Silicon Labs など多数. (15年以上かけて構築)
  • グローバル企業での活用

部品サプライヤ、半導体メーカーのホームページからもダウンロードできます。

■データシートの情報を最大限利用してライブラリ作成 OrCAD Library Builder

ライブラリが見つからない、ダウンロードできないという場合には作成するしかありません。しかし、データシートを見ながら1ピンずつ入力などしていては回路を描く作業がいつまでたっても始められません。そこで、データシートの表を読み込みライブラリ作成にそのまま流用できるOrCAD® Library Builderをお勧めします。

  • インテリジェントなPDF抽出からのOrCAD Captureシンボル生成
  • フットプリント生成
  • シンボル自動エラーチェック
  • テンプレートによる3D STEPモデル生成

OrCAD Capture/PSpiceからの連携

設計は回路を描く、回路を解析するだけでは終わりません。製品となるまでには様々な分野の工程を経ることになります。今回はOrCAD Capture/PSpice®と連携するDFTとシステム解析について紹介をさせていただきます。

■DFTとの連携 XJTAG DFT Assistant for OrCAD Capture

BGAなどプローブ接続ができないデバイスや、テストポイントを十分に用意することが困難な基板でも、僅か4本のJTAG信号接続で電気的に実装検査ができるバウンダリスキャンテストが注目されています。これを活用するための設計(CPUやCPLD、FPGA等のJTAG信号線の適正な接続と終端)を評価して、テストカバレッジを回路図上に視覚化するXJTAG DFT Assistant for OrCAD Captureについて紹介します。
XJTAG DFT Assistant for OrCAD CaptureにはXJTAG Chain CheckerXJTAG Access Viewerが含まれます。

図1:インピーダンスチェック

XJTAG Chain Checker

図1:インピーダンスチェック

XJTAG Access Viewer

■システム解析との連携

昨年11月に発表いたしましたOrCAD PSpice とMathWorks® のMATLAB® /Simulink® の統合環境により、設計者は新たに統合されたシステム設計、デバッグ環境において、ケイデンスのPSpice アナログ・ミックスシグナルシミュレータの 実行、またMATLAB及びSimulinkが提供する動作レベルのモデリング、解析、可視化、さらにMATLABが提供する全てのポストプロセス解析や 計測機能の活用が可能となりました。



PSpice システム デザイン リンク概略図

今回ご紹介させていただいた内容については、7月21日に開催予定の CDNLive Japan 2017 にて事例を含めた講演を予定しています。ご来場、心よりお待ちしております。

フィールドエンジニアリング&サービス本部
上野 博嗣

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